fbpx

オーストラリアで車を購入する方法

目次

この記事では、失敗せずに車を購入するために、車の購入の方法と流れについて説明いたします!

オーストラリアはとっても大きな国!大陸を東部、中央部、西部の3つに分けて時間帯を設定するほど大きいです。総面積は769万2,024平方キロメートルで日本の約20倍!

オーストラリアのワーキングホリデー中の楽しみとして「ラウンド」がありますが、これはオーストラリア大陸を一周ぐるっと旅行して回ってみるという長期旅行のことを指します。車やバンを購入して旅行する人が多く、その場合、費用を抑えながらフレキシブルに(自由に)回ることができます。

また、地方都市に滞在する場合は、公共交通機関があまり充実していないので、車を持つことで生活するのが非常に楽になります。

この記事では、失敗せずに車を購入するために、車の購入の方法と流れについて説明いたします!

【初心者向け】オーストラリアで車を購入する前に知っておくべき用語集

まず車購入の前に下記の用語を理解しましょう!

REGO(Registration Number)
オーストラリアでは自動車登録のことをレジョ(REGO) と呼びます。
日本と同様、車のナンバープレートの番号が登録番号です。REGOをすることで、法的に公道を走ることができ、また所要者が誰なのかを証明します。REGOには有効期限がありますが、半年または、一年単位での登録申請が可能です。更新料や登録方法は州によって異なりますので、事前に滞在している州の車検登録の際のルールを公式サイトで確認しましょう。

ピンクスリップ(Vehicle Safety Check)
REGOを登録するには、車が道路で正常に動くかどうかを証明する為に、ピンクスリップと呼ばれるVehicle Safety Checkという検査をします。ピンクスリップは車の売買、または名義変更の際にも必要になります。
ピンクスリップを取得するには、通常$20〜$50(車の種類によって異なる)の費用が掛かり、資格のある整備士がいる整備工場で検査する必要があります。

ブルースリップ(Safety and Identity Check)
更新ではなく、3ヶ月以上登録がない車(新規登録、または一度は取消しになった車の再登録の場合)の場合は、ブルースリップと呼ばれるSafety and Identity Checkが必要になります。費用は普通乗用車$67です(2022年度の情報)。安全面を確認する検査なので、安全面での機能に問題がなければ、パスします。

グリーンスリップ(Compulsory Third Party Car Insurance)
グリーンスリップは、強制保険(自賠責保険)で、車の所有者に加入が義務付けられている保険です。費用は、車を登録した州、車の種類や大きさ、ドライバーの運転歴と年齢などによって金額に差が出ます。REGOの登録にはこのCompulsory Third Party Insuranceが含まれます、(別名グリーンスリップ)

グリーンスリップは、強制保険(自賠責保険)で、車の所有者に加入が義務付けられている保険です。この保険には対人保険のみがカバーされており、対物に関しては一切カバーされていません。費用は、車を登録した州、車の種類や大きさ、ドライバーの運転歴と年齢などによって金額に差が出ます。

対物賠償保険(Third Party Property Insurance)
任意の自動車保険のことを指します。この保険は事故が発生した場合に、相手の車への損害をカバーします。
事故の原因があなたの過失である場合に、相手の車の損害をカバーするための保険です。任意のものですが、加入することをお勧めします。

ロードアシスタンス(Road Assistance)

AAA(Australian Automobile Association)と呼ばれるロードサービスで州によって団体が異なります。日本でいうJAF(ロードサービス)で、例えばバッテリーが上がってしまった!タイヤがパンク!ガソリン切れ!などなど、、、。思いがけない車の緊急トラブル時に、作業スタッフが現場にかけつけてくれるサポートです。年間のメンバーシップを支払いそのサービスを受けることができます。州によって団体がことなりますので、

以下がそれぞれの州のロードサービスの団体になります。万が一を備え、メンバーシップを購入することをお勧めします。

予算

まずは、車にいくらかけられるかを考える必要があります。オーストラリアの留学生やワーキングホリデーの方が車購入の際に支払っている料金は一般的に$2,000 AUD(走行距離の多い古い車やバン)から$6,000 AUD(走行距離約15万キロ+、2000年製の車やバン)ほどです。

車の購入は、車の費用だけでなく、追加で考えなければならない費用があります。
忘れないように下記の通りリストにしました。

  • 名義変更費用
  • REGO(登録証)
  • 保険料(Third Party Property Insurance)
  • 旅行中に発生する可能性のある機械的なトラブルの費用
  • ロードサービスのメンバーシップ
  • ガソリン、オイル、フロントガラス液、冷却水など

車探し

日本とは違って、オーストラリアはディーラー(車中古店)の他に、個人取引で購入する人が多いです。
ディーラーから購入する場合は、一般的に、整備された車を売っていることが多いので、コンディションが良く、補償をつけてくれるところもあります。しかし、その分、費用は高いです。。

反対に、個人から購入する場合は、個人取引になるためリスクはありますが費用を抑えることができます。

下記のウェブサイトが車探しする時にお勧めなサイトです。

オンラインで検索するときは下記の点に注意してください!
車の年式、走行距離、過去の修理歴、修理改造歴がある場合にはそのときに加えられた変更(エンジンの交換をしている場合には注意が必要ですので、お勧めできません)、REGO(登録)の残りの有効期間。

車の売人と直接交渉する

車を選んだら、所有者に会い、車の全ての状態(内部、外部、エンジンなど)をチェックして、実際に自分の目で見て、テストドライブすることが非常に大切です。試乗中に変な音や感覚がした場合は、その場で知らせて、修理を求めましょう。

また、売り手がどのくらいの期間、どのくらいの頻度で車を使用していたのか、定期的に手入れをしていたのか、最近長距離の旅行をしたのか、などを聞いておくことをお勧めします。所有者を知れば知るほど、その車の状態についてより詳しく教えてくれるでしょう。可能であれば、車に詳しい友達や、または整備士にチェックしてもらうこともお勧めします。

支払い方法についてもきちんと話し合う必要があります。通常、あなたが書類に署名した時点で、デポジットとして一部費用を払います。その後、納車されてから全額を支払います。

REGOの変更手続き(名義変更)

特に個人から買う場合は、書類にサインする前に、手続きについての流れを明白にしましょう。
もしREGOをお持ちでない場合は、車を購入する前に必ず所有者に依頼し、登録してもらうようにしてください。

車を購入したら、必ず14日以内にREGOをあなたに変更する手続きを行う事が義務づけられています。(Application for Vehicle Registration Transfer )14日以降になるとペナルティーとして費用が発生します。

下記が各州の、公共手続きの窓口がのウェブサイトになります。州によってはオンラインでできるところもあるので事前に確認しましょう。

下記のリストがREGO変更の手続きの際に必要な物になります。

  • Vehicle Registration Transfer Application Form(フォーム)
  • 運転免許書
  • 自動車検査証の原本(コピー不可)(クイーンズランド州、ビトリア州ではピンクスリップまたはセーフティチェック)
  • パスポート
  • 本人名義のクレジットカード2枚(日本、オーストラリア)
  • 請求書または住所証明:バックパッカーからの請求書でもOK。すべての書類はあなたが指定した住所に送られるので、バックパッカーに滞在されている場合は受付に知らせておきましょう。

その他、考慮すべき点:

  • 名義変更の費用はTransfer FeeとStamp Dutyの支払いが必要です。この費用も州やその年によって異なるので事前にしましょう。(2022年現在 NSWの場合→ Transfer Fee $34・Stamp Duty 購入価格$100につき$3です)
  • 警察署で、その車が罰金未払いでないこと、盗難車でないこと、REGOが有効であることを確認することが重要です。
  • 車を購入する場合、整備士や車に詳しい友人に同行してもらい、彼らの意見を聞くことをお勧めします。YouTOOProjectの生徒がWhatsAppグループを通して相談することもよくありますが、その中に日本人の整備士がいたり、彼らがあなたの街の信頼できる整備士を紹介してくれるかもしれません。
  • 値段の交渉も可能です。売り手は、買い手が値切ることを知っているので、高い価格を掲示する傾向があります。そのため、買い手と交渉することをためらわないでください。すでにとても安い場合を除き、値引きしてくれるかもしれません。
  • 決して最初に見た車に決めるのではなく、検索、調査、比較をするために市場にある他の車も見て、選択肢を広げ、可能であれば、専門家に相談してみましょう。
  • 都合で車を急いで販売しようとしている売り手もいます!そのような情報は Facebookのグループ、Whatsappグループ、バックパッカーズの広告によく掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください!
  • 車が非常に低価格の場合、その車がREGOを持っているのかを確認してください。車が非常に安い価格で販売されているほとんどの場合、REGOを持っていないケースが多いです。REGOを持っていない車の場合の多くが、修理を必要としている車です。その車を買うということはあなたがその修理代を持つことになりますので、既にREGOを持っている車を直接購入することをお勧めします。
  • あなたが旅行や長期滞在を計画している場合も同様に、不在中にREGOが切れないことを事前に確認してください。
  • いくつかの州では、保険はREGOに含まれていますが、それは第三者のためだけであり、あなた自身の損傷をカバーする補償ではありません。車を購入する際には保険内容を把握しておくことが重要です。

この記事が、少しでも役に立てば嬉しいです!

関連記事