バイロンベイのローカルから支持を集めるのお洒落ヘアサロンFuz Hairで「ヘアスタイリスト」として活躍している高木信太朗さんにお話を聞きました!
1. オーストラリアに来たきっかけを教えてください!
20歳の時から東京にあるヘアサロンで働いていて、奥さんもメイクアップアーティストだったので、お互い美容業界で多忙の日々を過ごしていました。長時間労働でしたが、二十代前半の時期は若さもあったし、東京での生活も楽しかったのでそこまで苦ではなかったんですが…二十代後半にサーフィンを始めたんですよね、すごく楽しくって、それがきっかけで、自分の時間をもっと欲しいと思うようになって生活に不満が出てきたんですよね。
そんな時に、奥さんが元々海外に住むことに興味があったこともあって、いろいろ調べ初めて、オーストラリアが自分たちにあっていると思い 結婚4年目に二人で留学することを決めました。それが今から6年目になります。
2. オーストラリアのバイロンベイを選んだ理由はなんですか?
人とコンクリートだらけの環境にいたので、海の近くの田舎に住みながらのんびりした生活を送りたいなと思いました。あとはサーフィンができる環境で暮らすというのが絶対条件だったのと、ヒッピーカルチャーにも少し興味があったんで、バイロンベイを選びました。
3. バイロンベイに来てからはどんな生活を送っていましたか?
奥さんは学生ビザだったので英語学校で毎日勉強してましたが、僕はワーホリをビザを持っていたんで仕事して収入を得る事を担当しました✌️
初めは英語が話せなかったんで、寿司屋でバイトしていました。ずっと美容師としてしか働いてなかったのでとても新鮮だったのですが(寿司だけに 笑) 奥さんの英語コースが終わるタイミングで、セカンドビザを取りにファームに移動する為、数ヶ月で辞めることになりました。
住み込みでストロベリーファームで6ヶ月働いたんですが、田舎の自然に囲まれた環境下で、他の国の人と英語を使って働く経験は、英語力も伸ばせたし、何よりファームでのんびりとした時間を送れたのが良かったです。
ファームが終わってからは、ファームで貯めたお金でバンを購入し、バンライフを始めました。その頃から基本的なコミニケーションだったら問題なくできるようになっていたので、髪を切る仕事に戻りました。
4. バンライフはどうでしたか?
生活必需品以外は持たたずにシンプルに生きるミニマムライフは、浪費が無くなり、思考がシンプルになったと思います。バンライフの一番の魅力はやっぱり家賃がないのでお金をセーブできるし、気軽に色んなところに行けることだと思います。
5. 美容師のお仕事について、そして永住権までの道のりを教えてください。
いろんなところで働きましたよ。笑
バイロン周辺にあるバーバー(床屋)は3〜4軒で働きましたし、、バイロンマーケットで椅子と鏡を用意して野外ヘアカットしたこともありました。笑
バーバーで仕事を見つける時は履歴書を持っていたことが無かったです。店の前に募集の紙が貼ってあったら、大抵雇ってくれました。働かして欲しいと伝え、髪を切ってスキルを見てもらって、それで気にいってもらえれば、雇われるみたいな流れでしたね。
今働いている店は、バーバー(床屋)ではなく、ヘアサロンだったので、さすがに履歴書を持っていきましたけど。笑
バイロンタウンにあるバーバー(床屋)で働いていた時に、そろそろステップアップしようかなと思って、初めて履歴書を持っていったんですよね、そしたらタイミングよくたまたまサロンのオーナーが働いていて、ヘアカットを見せることになって、すぐに採用となりました。
初めの1年くらいはバーバーとヘアサロンを掛け持ちしてたんですが、セカンドビザが切れるころに、店側も長く働いている人を探しているということだったんで、交渉してスポンサービザをやってもらうことになり、スムーズに2年のワークビザを取得したんです。
バイロンベイは人口の少ない田舎町のひとつなので、通称田舎ビザと呼ばれる永住権が申請できるんですが、スポンサービザで2年働いていなければならないという条件があるので、その頃からオーストラリアに永住しようかなと計画を立ててました。
途中、ビザ申請の為に、勉強しなければならないこともあって、オーストラリアの専門学校でCertificate 3 Hairdressingという資格(必須ではないが取得していた方が有利)を取ったり、英語検定のIELTS(6.0)を取ったり、IELTSは結構大変でしたね。笑
なんとか期限までに全てのハードルを乗り越え申請をし、無事Subclass 494(Regional Sponsor 枠)という永住権に繋がるビザを今年取得することができました!✌️
6. バイロンベイで美容師として働く魅力を教えてください!
- ローカルの人と仲良くなれるし、ローカル情報がたくさん入ってきます!とにかくスピーキング力とリスニング力が伸びます。
- 日本の美容師免許と経験があれば、働く為に特にオーストラリアで資格を取る必要がないので、自分次第ですぐにガッツリ働けます。
- 営業時間が短い 10am-5pm。もちろん、残業なんかありません。
- 日曜日はオフ!日本だったら一番の稼ぎどきですが、オーストラリアは家族と過ごす時間を大切にしている文化が根強いので、日曜日は閉めているヘアサロンがほとんどです。
- カジュアルスタイル!日本の丁寧すぎる接客をする必要がありません。昼時は軽食やコーヒー飲みながらカウンセリングしてもなんとも思われません。(バイロンベイではヘアサロンだけではなく、いろいろなお店でスタッフが昼食を取っている姿を見かけられます)
- 服装もカジュアル!ビーサンで働いていても大丈夫!日本のヘアサロンのようにキメキメの格好で働かなくて良いので楽です。お客さんもサーフィン後に裸足で来る人もいるし、店のオーナーでさえ裸足で働いている時もあります。笑
7. 美容師として働く上で苦労した点を教えてください!
やっぱり初めは英語が話せないので、お客さんとのコミニケーションを取るのに苦労しました。カウンセリングの際の、したいスタイルやカラーのニュアンスや言い方を表現する英語を身につけるまでは少し時間がかかりました。
また、僕が働いているところはスタッフがインターナショナルでみんな違う国籍(文化)と個性を持っている人の集まりということもあり、お互い理解しあうことも努力しました。
また、海外の人のカラーはホイルワークで色を抜く人が多く、日本であまり経験が無かったので慣れるまで練習しました。
8. 海外に出ようと思っている美容師の方へアドバイス!
自分の経験から、美容師のスキルは英語が堪能に話せなくても海外で通用するスキルだと実感しました。特に日本で訓練して取得したスキルはクオリティーが高く、丁寧なので重宝されると思います。日本は労働時間が長くて大変ですが、自分の時間が取りたい人、健康的な生活を送りたい人は海外に出た方がいいですよ。日本人経営のヘアサロンもあるけれど、是非ローカルのヘアサロンに飛び込んでみて下さい!すごく楽しいと思いますよ!
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