留学やワーキングホリデーを検討していて、一番気になる費用面。
特に生活費で一番掛かる「家賃」はどれほどのものだろう?シェアハウスの相場はどのくらいだろう?
この記事ではオーストラリアの家賃について解説していきたいと思います!
まず初めに、一人暮らし用のアパートを借りる場合ですが、オーストラリアの物価は決して安くはなく、特に家賃は高額で、自分でアパートを借りるのであれば、一人で光熱費も払わなければならないので、非常に高くつきます。また、都心に近くなればなるほど高額になりますので、都市の学校に通いながらアパートで一人暮らしをするのはお金に相当余裕がある人でなければお勧めできません。
一人暮らし用のアパートを探す際は、一般的には日本と同じように不動産屋で賃貸の部屋を探して契約しますが、オーストラリアに住む外国人として、あらゆる種類の書類(ビザ、パスポート、給与明細やリファレンスなど)を求められるため、書類の準備が必要です。また、契約時に、1〜2週間分の前払い家賃と、1ヶ月分のボンド(敷金)が初期費用として掛かりますので、合計6週間分の家賃を初めに用意する必要があります。(ボンドに関しては、契約期間満了時の退出する際に特に部屋の損傷などがなければ、全額返金されます。)
各都市別の1ベッドルームアパートの週の平均家賃をリストにしてみました。
(オーストラリアでは、家賃を週単位で表示するのが一般的です。)
- シドニー580AUD
- キャンベラ560AUD
- メルボルン455AUD
- ダーウィン 460 AUD
- ホバート450AUD
- ブリスベン440AUD
- ゴールドコースト 420AUD
- アデレード 390 AUD
- パース385AUD
各都市の平均家賃は週436ドル、最も安い都市はパースで週385ドルです。
一番安いパースでも、1ヶ月で計算すると$385 x 4週間 で1540ドルになり、日本円でおよそ12〜13万になります。
そうなんです、一人暮らしをする場合の家賃は日本より高額になります。
では、留学生やワーホリの方にはどの滞在オプションが最適なのか?
一人暮らし、シェアハウス、ホステル、ホームステイ、Air B n Bと、いくつかオプションがありますが、留学生、ワーホリの方に一番人気の滞在オプションは、経済的にお得なシェアハウスです。
シェアハウスとは、アパートや一軒家を複数の人と共有して暮らす移住形態を指し、一般的にはキッチンやリビング、バスルームなどを共有し、ベットルームは主にオウンルーム(一人)またはルームシェア(二人以上)、マスタールーム(一人部屋に専用バスルームついている)のタイプに分かれます。
シェアハウスはコスト面で節約できる点が大きなメリットですが、その他にシェアメイトとの会話で英語が上達する、情報交換ができるなどのメリットもありますので人気の滞在オプションになっています。
シェアハウスは一体どのくらいかかるの?
上記で述べたように、家賃は”どの都市に滞在するか”で大幅に変わりますが、その他の要素として、中心部からどれだけ離れているか、交通の便は良いか、お店は近くにあるか、などの条件によっても変わります。
ざっくりになってしまいますが、週の家賃を下記の通りまとめましたので参考にして下さい。
- オウンルーム(相場:$170~350/週)
- ルームシェア(相場:$120~180/週)
- マスタールーム(相場:$250~400/週)
オウンルームの1ヶ月の家賃は一番安くて$170 x 4 週間= $ 680 で、日本円でおよそ55,000円~60,000円ほどです。
一番高くて月$1400 になりますが、平均を取ると月$1040で日本円でおよそ85,000円 ~ 90,000円となりますので、そのくらいを目安に考えているのが良いかと思います。
でも、到着して生活に慣れるまでは語学学校が手配してくれるホームステイや学生寮にステイするのがベストです!
シェアハウスは、オーストラリアに到着してすぐ入居するのではなく、初めは学校で手配するホームステイや学生寮に滞在するのが一般的です。ホームステイ先のファミリーと時間を過ごして、オーストラリアの文化や習慣を学んだり、学生寮で同じ学校の他の国から来ている留学生との交流を通して英語の練習をすることで、幸先のよいスタートを切ることができます。また、滞在している都市を探索して土地勘を深め、どのエリアに住みたいかなどを検討して、事前にシェアハウスを見学をしながら慎重に決めるのが、良いシェアハウスを見つけるコツです。
シェアハウスでの光熱費とボンドについて
家賃の中に光熱費が含まれているか、いないかは、シェアハウスによって異なります。インターネットWIFIがない家もありますし、全てが電気で賄われているためガズ代がか掛からないところもあります。また、水道代が掛からない家やアパートもあるので、光熱費の詳細についてを入居する前に必ず確認することが大切です。
光熱費の支払いのタイミングもシェアハウスによって異なりますが、一般的には3か月または、1ヶ月ごとに請求されます。シェアハウスによっては、家賃を支払うタイミングとは別に光熱費を請求されることもあるかもしれません。
トラブルを避けるために、どのように光熱費が計算されるのかも入居前に家主に確認することをお勧めします。
ちなみに、光熱費のことは英語で「Utility – ユーティリティ」または「Expense – エクスペンス」と言います。
シェアハウスに入居する場合も、ボンドを支払うのが一般的です。ハウスオーナー(家の持ち主、または、不動産屋から借りている代表者)に支払います。
通常、シェアハウスに入居する場合も、前払いの家賃1〜2週間分とボンド(家賃1〜2週間分の額)を支払います(合計3〜4週間分の家賃を支払うのが一般的です)ボンドは退出の際に部屋の損傷がなければ返金されるものなので、後々のトラブルを防ぐために、ボンドの支払いのレシート、または、支払いをしたことが証明できるように一筆書いてもらうことをお勧めします。
また、オーストラリアでは退去する場合、2週間前に知らせることがルールになっていることが多いです。これは「2 weeks notice」と呼ばれ、退去日の最低2週間前にノーティスをする必要があるという意味です。シェアハウスによっては2週間以上前にノーティスをしなければならないところもあるので、入居時に必ず確認することが大切です。